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株式会社Psychic VR Lab
代表取締役CEO

滋慶学園COMグループ 名誉教育顧問

山口 征浩

現実と仮想現実を融合した世界をつくる、リアルメタバース。

XR(VR:仮想現実/ AR:拡張現実 MR:複合現実の総称)時代におけるクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を展開し、すべてのアーティストがXR空間を作ることができる世界を作ることをミッションにアート、ファッション、ライフスタイルのXR化を推進する、株式会社Psychic VR Labの代表取締役CEO 山口征浩さんにお話を伺いました。

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株式会社Psychic VR Lab
代表取締役CEO

滋慶学園COMグループ 名誉教育顧問

山口 征浩

MASAHIRO YAMAGUCHI

20代後半に上場企業の経営を経験し、30代前半はMITでエンジニアリングを学ぶ。
2014年「全人類の超能力の解放」を目的にPsychic VR Labを立ち上げ、VR元年と言われた2016年5月に法人化。経営全般を担う。2017年XRクリエイティブプラットフォームSTYLYのサービスを開始し、2018年3次元空間の”超体験”をデザインする実験プロジェクトNEWVIEWプロジェクト始動。2021年末リアルメタバース構想を発表。空間を身にまとう時代の創造をめざす。

あらゆる制約から解放される世界へ。

学生 はじめに、御社の主な事業内容をお伺いできますか?

山口 VR/MR/ARのデバイスに対してコンテンツを配信するためのプラットフォーム「STYLY」というサービスを提供している会社です。
これまではスマートグラスをはじめ、デバイスのサイズも大きく、ゲームやトレーニングなど特定の用途で利用されていたマーケットでしたが、近い将来は、デバイスも小さくなり、私たちはリアルメタバースと呼んでいるのですが、現実とバーチャルが重なり合う世界で人々が生きる時代がやって来る。つまり、空間を身にまとって生活する未来を「STYLY」を通して実現しようとしています。以前、NFTコレクション「NEO TOKYO PUNKS」とコラボレーションしたときには、実際に渋谷スクランブル交差点でスマートフォンをかざすと近未来の渋谷のメタバース空間がARで出現するというものを製作しました。これは実際に存在する街の上に、コンピューターで作られた新しいリアルメタバースのレイヤーを重ね、それぞれ個別に最適化された街を出現させることができるというものです。

学生 「STYLY」を立ち上げたきっかけや、アパレルブランドやアーティストとコラボレーションされている理由について伺えますか?

山口 リアルメタバースは、現実の代わりになるものではなく、新しい世界をつくるためのものだと考えており、表現の世界においても新しい在り方があるのではないか?と思った。デザイナーにしても、アーティストにしても、自分の世界観を表現するために作品を通して世の中に提示していますが、あらゆる制約があります。三次元空間という縛りや、重力の制約、金銭的な制約など様々な制約をもとに制作しなければいけない。しかし、リアルメタバースの世界であれば、色んな制限を外した状況で表現することが可能になり、表現する人たちの眠っているインナークリエイティビティを解放することができるのはないかと。それがプラットフォームとして多くの人が使えるようになると、今まで一部の人しかできなかったものに、より多くの人が参入し、新しい世界が生まれることを加速させることができると思い、この事業を始めました。

かつてない巨大マーケットを生む可能性を秘めている。

学生 「STYLY」の収入源は何ですか?

山口 現在、ほぼすべての機能を無償で提供しています。先ほどお話ししたように多くの人が参入し、新しい世界を実現してもらいたいからです。
加えて、アーティストやクリエイターの発掘育成活動をしており、企業がXR、リアルメタバースを使ってプロモーションや集客をする際に、優秀なクリエイターやアーティストの方々と一緒に、企画から請け負うということもしています。多くの人が空間を身にまとう世界を生きる時代が始まると、人々が生きている環境すべてが新しいメディアとなりますので、かつてない大きなマーケットが開けるのではないかと考えています。

学生 牧元さんが入社されたきっかけや、御社の魅力について教えてください。

牧元 実は学生時代はまったく違うことを学んでいたのですが、VRやARに興味があり、個人的に活動をしていましたが、よりビジネスとして自分の軸としてやっていきたいと思い入社を決めました。弊社には様々なバックグラウンドを持つ人たちが揃っており、個々の才能もありつつ、会社全体で一つの目標に向かっているところや、現実世界をどんどん拡張していこうという思い自体が非常に面白い会社だなと思います。

バーチャルの世界ではなく、現実の世界を拡張していきたい。

学生 最後に、山口さんが理想とする未来についてお伺いできますか?

山口 一人ひとりが潜在的な力を発揮し、新しい世界を創造ができる未来。例えばVRの世界では自分でVRの世界を作ることができ、現実世界では多層化したレイヤーで、それぞれ個人が今の世界を新しく作ることができるし、Web3であれば、今までは国家しか発行できなかった通貨を組織が発行できるようになる未来。バーチャルの世界を作る人たちも沢山いますが、私たちは実際に人々が生きている世界が好きなので、XRやリアルメタバースにより現実自体を拡張し、良い世の中を作っていけたらと思っています。

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