京都テックに入学を決めた理由は?
イラストも自分自身も成長できる環境に惹かれて
絵を描くのが好きな母の影響で、幼稚園の頃から自然と自分も絵を描くようになりました。絵は趣味として続けていましたが、高校生の時にお絵描き系YouTuberの動画に出会い、「私もこんなふうに楽しく絵を描きたい」と思うようになりました。そこから絵を将来につなげたいと考え、京都テックへの入学を決めました。
2年制の専門学校が多い中、京都テックは3、4年間しっかり作品づくりに向き合えるところに惹かれました。英語やコミュニケーション教育にも力を入れていて、人前で話すのが苦手な自分を変えたいと思ったのも理由の一つです。また、Wメジャーカリキュラムで他専攻の授業も受けられるので、MV用のイラスト制作や動画についても学びたいと思いました。
印象に残っている授業は?
「セルフプロデュース」は、自分の強みに気づくきっかけに
絵を描く授業が多い中で、特に印象に残っているのが「セルフプロデュース」の授業です。個人で活動している講師の方から、自分の作品をどう世の中に届けるか、イラストレーターとして活動するために必要なことを学びました。
また、流行しているイラストやキャラクターが人気になった理由をみんなで分析しながら、自分の作品にどう落とし込むかを考えます。SNSでの発信方法や、どの媒体を使うかまで学べるのも魅力でした。
この授業を通して、自分は一枚絵よりもミニキャラを描くのが得意だと気づき、今はオリジナルキャラクターの設定づくりなど、発信に向けた準備を進めています。
転機になった出来事は?
企業プロジェクトで、「求められる表現」を考えるように
転機になったのは、企業プロジェクトでの取り組みです。VTuberの立ち絵制作課題で、細かな設定や要望をイラストに落とし込む難しさを実感しました。例えば、「猫がモチーフ」「ふわふわのしっぽ」など、同じ指示でも、人によって受け取り方は変わり、完成形も変わります。さらに、VTuberはLive2Dで動かすことを前提に描く必要があるため、動かしやすさまで考える必要がありました。
また、別の企業課題の、京友禅をテーマにした壁面アート制作では、キャラクターを描くことに意識が向きすぎて、伝えるべき和柄の魅力を十分に表現できなかったという反省もありました。
企業プロジェクトを通して、ただ絵が上手いだけではなく、「相手が何を求めているか」を考えて表現することの大切さを学びました。
作品づくりのこだわりは?
誰かの想いに寄り添い、喜んでもらえる作品を描きたい
作品づくりで大切にしているのは、「誰かのために描く」ということです。自分のためだけに描いていると途中で飽きてしまうこともあるのですが、喜んでくれる相手がいると、「もっと頑張りたい」と思えます。
学園祭では缶バッジ制作を行い、「このキャラクターをミニキャラで描いてほしい」といった依頼を受けて制作しました。完成した作品を見て喜んでもらえると、自分もすごく嬉しくなります。また、別の学科の友達からゲーム用イラストを依頼された時は、世界観や服装などを細かく聞きながら制作しました。途中経過を見せて修正を重ねるなど、相手のイメージに寄り添うことも意識しました。
こうした経験から、ただ描くだけではなく、誰かのために意味のある作品を作りたいと思っています。
将来の目標は?
経験を積み、自分の力で活動できるイラストレーターに
現在は就職活動中で(取材時点)、学校の合同企業説明会に参加したり、ポートフォリオや履歴書の添削を受けたりしています。さまざまな会社を知ることができ、就活について相談できる環境が学内にあるのは心強いです。
企業の方とお話しする中で、「最初からフリーランスを目指すより、まずは会社で経験を積んだ方が成長できる」という言葉を聞き、自分自身も納得しました。就職して経験を積みながら、SNSなどでも作品を発信し、イラストレーターとしての活動の幅を広げていきたいと思っています。




