京都テックに入学を決めた理由は?
映像を基礎から実践的に学べる環境を求めて
5歳くらいの頃に映画館で観たSF映画をきっかけに、映像にハマりました。中学校で放送部に入って自分でも映像を作るようになり、中学3年生の時にNHK杯全国中学校放送コンテストで優勝しました。ヤングケアラーをテーマにしたドキュメンタリーで、撮影だけでなくインタビューなども自分で行いました。
この経験を通して「もっと深く映像を学びたい」と思い、専門学校を探しました。広告で京都テックを知り、企業プロジェクトやコンテストなど、実践的に学べる機会が多いところに大きな魅力を感じました。設立2年目という新しい学校で、設備が充実していたことも入学を決めた理由の一つです。
印象に残っている授業は?
言語化の大切さを知り、映像づくりに大きな変化が
印象に残っているのは「映像基礎」の授業です。当時、何も考えずに感覚だけで映像を撮っていて、「なぜこのカットを撮るのか」をあまり考えていない時期がありました。先生や周りに作品を見てもらった際に、「何が撮りたいのか分からないし、この映像は飽きる」と言われ、すべての映像の基礎が詰まっている、「映画」の勉強をすることを勧められました。
そこから映画を学ぶ中で、「人に伝える」という意味では「映像はコミュニケーションと同じ」だと気づくことができたんです。伝えたいことを言語化して、それを画作りに落とし込むことで、撮りたいことが映像で伝わるようになっていけたと思います。
転機になった出来事は?
チーム制作を通して、映像をつくる楽しさを実感
1年生の前期に、「学校で募集されるプロジェクトやイベントは全部やる」と決めたことが、自分の中では成長につながるきっかけになったと思います。もともと好奇心旺盛だったこともありますが、自分に発破をかけたい思いから実際に全部に参加し続け、そのおかげでさまざまな経験やチャンスを掴めました。
その中でも、2年生の時に参加した、チームで映画を制作する「フィルムラボ」という特別講義では、仲間と作り上げる楽しさを知ることができました。僕は撮影をメインで担当していましたが、脚本を書く人、全体をプロデュースする人など、一人ひとりの力が結集して作られていく、映像でしか味わえない喜びや、仲間の大切さを実感し、さらに映像を好きになりました。
作品づくりのこだわりは?
自分にしかない視点で、遊び心を取り入れる
僕は今、在学しながら、フリーランスで動画撮影や編集の仕事もしています。直近では、カメラマンとして参加したチーム「N.E.P.」の作品が、「The OSAKA 48 Hour Film Project 2025」でグランプリを受賞し、カンヌ国際映画祭でも上映されました。そして「The OSAKA 48 Hour Film Project 2025」の総評の中で、ある方が「有名な撮影監督やカメラマンほど、子供心を持っている」と話されていたことが印象に残りました。
真面目に作るだけじゃなく、その中でちょっとふざける感覚や遊び心が、その人らしい映像の色につながるんだと思います。僕も、自分にしかない視点を大切にしながら、「これをやったら面白いかも」と現場で試してみるような遊び心を持って、作品を作っていきたいと思っています。
カンヌ国際映画祭で作品上映!
カメラマンとして参加した作品『carry me』が、カンヌ国際映画祭で上映。現地へ招待されました。
将来の目標は?
人の感情を揺さぶる映像を、世界中に届けたい
将来は、以前企業プロジェクトで取り組んだ研究にも関わっている会社に就職したいと考えています。その会社は、自分が大切にしている「新しい視点で映像を作る」ことを実践していて、考え方にすごく親和性を感じています。今世の中にある映像の延長ではなく、まだ誰も見たことのないような、新しいアプローチにも挑戦していきたいです。
また、自分が映像を作っていて楽しいと思える感覚を、見ている人にも「面白い」「ワクワクする」と感じてもらえる作品を作りたいと思っています。そして、日本だけではなく、世界中の人とコミュニケーションを取るような感覚で、映像を通して人の感情を揺さぶるものを届けていきたいです。




