神社にてフォトグラメトリの特別講義を実施!!
今回は1200年続く神社の御神木が折れてしまい、この御神木をフォトグラメトリでデジタルアーカイブにしようという特別講義でした。
神社の歴史やテクノロジーとの関係についても神主さん自らお話くださりスタートしました。


一見、テクノロジーと寺院や宗教は関係がないように見えるがそんなことはない。寺院や教えは人々にその価値観を広めて理解してもらうことが大切です。
だから文字や絵で表現し、活版技術ができてからは印刷して伝え、今もWebサイトやGoogle mapで紹介もしています。これからもInstagramなどでもますます情報発信が必要であり、仮想通貨でのお賽銭箱、またChatGPTにはじまるAIを使った対話型サービスによる人々の孤独緩和、いろんなことがテクノロジーと関連している。
今日のフォトグラメトリもぜひそのように感じて取り組んで欲しいです。とのお言葉をいただきました。

午前中に撮影を行い、午後に編集を行うスケジュールで、CGや動画専攻だけでなく、ホワイトハッカー学生も参加するなど、大変魅力的なプログラムとなりました!映像クリエイターの専門学校としてでなく、様々な専攻と共に学べるのも京都デザイン&テクノロジー専門学校の魅力ですね。

特別講義にご協力いただきました武信稲荷神社様ありがとうございました。
https://takenobuinari.jp/info/20250527/
【豆知識】
写真から立体をつくる技術 ― フォトグラメトリとは?
フォトグラメトリ(Photogrammetry)は、複数の写真をもとにして、物体や風景の立体的な形を再現する技術です。
一見すると難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はこの技術は、私たちの身近なところでも活用されています。
どのようにして立体ができるのか?
フォトグラメトリでは、対象となる物体をさまざまな角度から撮影した写真を使います。
コンピュータはそれらの写真を解析し、共通して写っている部分の位置関係をもとに、物体の形や大きさ、奥行きを推定します。
その結果、まるで実物をそのままコピーしたかのような3Dモデルが完成します。
活用されている場面
この技術は、以下のような分野で活用されています:
- 建築や土木の現場での構造物の記録
- 文化財や遺跡の保存・復元
- 映画やゲームでのリアルな背景づくり
- ドローンによる地形の測量や災害調査
また、教育の現場でも、美術作品の記録や理科の観察教材づくりなどに応用することができます。
分かりやすくまとめていらっしゃるサイトも紹介いたします。
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